アーマードケーブルとは

外装ケーブル、装甲ケーブルとも呼ばれ、あらゆる環境下で、ケーブルにメカストレス(切断、破損)がかかる際、保護機能を追加しているケーブルです。保護機能(外装、装甲)によって、ケーブル内の絶縁体や導体、シールドなどの安全性が向上し、いわば、コンジットレス化にもつながるケーブルです。

一般的なアプリケーション

アーマードケーブルが使用されるエリアは、特にメカ的な負荷が頻繁にかかる場所、オイル&ガス、オフショアの設備となります。

 

  • フットスイッチ
  • ライトカーテン
  • プラント
  • 生産設備
  • 発電所と原子力施設
  • 工場
  • オーディオ機器

アーマードケーブルの種類

ここでは、一般的なアーマードケーブルをご紹介します。

※ここで記載するアーマードはLAPPで扱う製品であり、これ以外のアーマ―ドケーブルも数多くあります。

スチール編組アーマード: GSWB(Galvanized Steel Wire Braided)

スチール編組アーマードケーブルは銅編組シールドケーブルによく似ていますが、これらのケーブルの編組は亜鉛メッキ鋼でできています。

本来ならば、スチールは固く曲げにくい性質を、編組にすることで、柔軟性を向上し、かつメカストレスに耐性をもたらします。

また、スチール編組は、ある程度のEMC保護を提供しますが、錫メッキ銅編組ケーブルほどの性能はありません。

スチールワイヤーアーマード: SWA(Steel Wire Armored)

目的は、スチール編組アーマードケーブル同様、メカ的な保護向上のために施すアーマードです。

通常は、Φ0.9~Φ3程のスチールワイヤーを絶縁体外周にらせん状に巻きつけて作られています。

ただし、スチールワイヤータイプになると、編組に比べ極端に柔軟性が劣りますが、耐久性がはるかに高くなります。

スチールテープアーマード: STA(Steel Tape Armored)

目的は、スチール編組アーマードケーブル同様、メカ的な保護向上、さらには、害虫やネズミのかじりに対して耐性が高く、設備、埋設アプリケーションに好適なアーマードのため、光ファイバーケーブルなどに搭載する事が多いです。

製造工程上SWAより容易で、費用対効果も高くなります。
テープ装甲は、通常亜鉛メッキ鋼テープを使用しますが、その他、コルゲートやインターロッキング方式で外装する場合もあります。コルゲートアーマーは、強度と柔軟性を向上させますが、比較的高価になります。

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