米国有害物質規制法（TSCA）の対応

現在、LAPPではTSCA規制についてご依頼いただいた製品を個別に確認をして回答させて頂きます。

TSCAについての確認依頼はこちらから。

弊社取扱製品のうち、一部はまだ規制物質の有無が確認できていないため、回答までにお時間を頂く場合もございます。

現時点では、TSCA規制物質を含有していないことが確認できた製品が増えてきておりますが、弊社の全製品について確認作業が終了しておりません。ご依頼いただいた製品を個別に確認させていただき、「確認済(規制物質不使用)」もしくは「確認中」の回答をお知らせいたします。

現在確認できているTSCA 5物質を使用していない製品のリストはこちらをご覧ください。

※TSCA 5種についての解説は下記をご参照ください

アメリカ合衆国環境保護庁（EPA）は、2021年2月5日、同国の有害物質規制法（TSCA）の第6条に基づき、難分解性・生物蓄積性・毒性を有する（PBT）物質5種が米国の製品で短期的に禁止されるという新規則を発表しました。同法では、様々な免除も考慮されています。
輸入、加工（製造）、販売が禁止される物質、また主に2021年3月8日以降、米国製品で禁止される物質のリストは次の通りです。

5種の物質のうち、4種はGADSL※（Global Automotive Declarable Substance List）にも記載されているため、自動車産業サプライヤー業界で宣言対象となっています。

（※GADSLは、各国の自動車関連メーカーが協議し作成された規制化学物質のリストです。 ）

禁止物質、適用分野及び米国での制限に関する詳細は、「TÜV SÜD - USA: EPA bans five PBT chemicals」及び「 EPA: Assessing and Managing Chemicals under TSCA」をご参照ください。

また、5種のうちデカブロモジフェニルエーテル（DecaBDE）及び六塩化ブタジエン（HCBD）の物質2種については、EU規制で既に制限されているため、弊社の成形品に含有されていないことは比較的確実です。しかし、TSCAでは最終規則に物質の含有量を記載していないのに対し、成形品では0.1％w / w（又は材料では1000mg / kg）未満に制限されています。代わりに、弊社は各物質の制限、製造、流通、輸入について異なる発効日を受け取っています。

詳細については、こちらをご参照下さい。US EPAはTSCAに基づいて有害物質5種の最終規則を発行しています。

通常、ヨーロッパは化学物質に対する規制において業界的リーダーですが、今回の物質に関して制限は適用されません。

現在、弊社の全製品について、すべてのサプライヤーからフィードバックを待っています。またサプライヤーも、各自のサプライヤーに問い合せをする必要があります。

本文書は、有害物質規制法（Toxic Substances Control Act: TSCA）のセクション6（h）の難分解性、生体蓄積性、毒性（PBT）化学物質に関する要求へのLAPP USAの対応を記載しています。
 

• フェノール、イソプロピルリン酸（PIP 3:1）（CASRN 68937-41-7）
• デカブロモジフェニルエーテル（DecaBDE）（CASRN 1163-19-5）
• 2,4,6-トリス（tert-ブチル）フェノール（2,4,6-TTBP）（CASRN 732-26-3）
• ヘキサクロロブタジエン（HCBD） （CASRN 87-68-3）
• ペンタクロロチオフェノール（PCTP）（CASRN 133-49-3）

弊社の知る限りにおいて、LAPP USAでは、添付文書「Lapp USA Supplied Articles」に記載の製品に、上記のPBT化学物質5種が含有されていないことを保証します。
 
本宣言は、サプライヤーから提供された情報と、配合組成物に関する入手可能な最善の見解に基づいています。PBT化学物質5種が微量に発見された場合は、弊社の製造施設で使用している第三者機関から提供された部品の不純物又は残留物である可能性があり、意図的に追加されたものではありません。
 
注：ケーブルアセンブリ及び特注品は、コンプライアンスに関して個別に確認する必要があります。

LAPP USAの公式レター：

LAPP USA製品（※1）についてはTSCA規制の5物質は使用していないことが確認できております。

（※1）LAPP USA製品は以下のPDFをご覧ください。