ファクトリーオートメーション(FA)フィールドバスとイーサネット

フィールドバス、またはイーサネットに基づく通信ネットワークは、各トポロジーに応じてネットワーク配線を行い、データネットワークを構築しています。理論上では、ネットワークトポロジーはどのような型(タイプ)でも可能ですが、各ネットワーク技術には、使用できるトポロジーにおける特定プロパティと制限があります。

ここではフィールドバスとイーサネットの特長を紹介しています。

[目次]

  1.フィールドバス

  2.イーサネット

  3.分散型I/Oシステム

フィールドバス

 

フィールドバスとは、センサー、アクチュエータ及びコントローラ(PLCなど)間の接続を確立します。複数のデバイスをフィールドバスケーブルで接続し、1本のケーブルでデータの送受信ができます。この場合、どのデバイスがいつ情報交換できるか指定する必要があります。

世界各国のPLCシステムのプロバイダーは独自のシステム設計をしています。このため、それぞれ異なる技術が数多くあります。例えば、最大ケーブル長、データレート、機能範囲など。

 

イーサネット

 

イーサネットは、元々オフィス通信用に開発されました。つまり、PCベースのローカルデータネットワーク(LAN)でデータ交換が目的です。多数のソフトウェア及びハードウェア部品で構成されています。

現在、イーサネットは、最大400ギガビット/秒で、高転送速度が実現可能です。多くのPLCシステムのプロバイダーは、様々な産業要件を満たすため、基本的なイーサネット技術を拡張してきました。そのため、メーカー固有のイーサネットシステムが多数誕生しました。例としては、リアルタイム機能やトポロジーがあります。

入力→伝達関数→出力入力→伝達関数→出力

分散型I / Oシステム

 

分散型I / Oシステムは、ディストリビューションボックスなどとも呼ばれ、フィールドバスまたイーサネットを介して、PLCに接続された1つ以上のネットワークコンポーネントで構成され、様々なセンサーやアクチュエータを直接接続できます。分散型I / Oシステムの利点は、センサーとアクチュエータをPLCに配線する必要がなく、省配線化ができることです。これにより、配線工数を大幅に削減できます。

分散型I / Oシステムは、M12コネクタなどやパッチコード、I / Oモジュールで構成されています。カプラーは、例えばフィールドバス経由などで、コントロールユニット(PLC)への接続を確立します。 個々のセンサー及びアクチュエータはI / Oシステムのモジュールに接続されています。

入力→伝達関数→出力入力→伝達関数→出力

ここでは、ファクトリーオートメーション(FA)におけるフィールドバス、イーサネット、分散型I / Oシステムを紹介しました。

弊社では、自動化システムにおけるケーブル・ケーブルグランド・コネクタ・ハーネスなどの分野で最適なソリューションを提供しております。

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