Ursula Ida Lapp 逝去に関するお知らせ(訃報)

Ursula Ida Lappを偲んで

Ursula Ida Lapp(1930年5月20日ー2021年4月25日 享年90歳)

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シュトゥットガルト ― 4月27日20210年

LAPP創設者であるUrsula Ida Lappは、先週日曜日、満90歳にて永眠いたしました。ここに生前の厚誼に対し深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。


「母はLAPP社の魂でした。母親として、また賢明な助言者としても、非常に惜しまれるでしょう」とLAPP Holding AG取締役会会長であるAndreas Lappは述べます。

 

Ursula Ida Lappは情熱と意欲を持った起業家でした。彼女は夫のOskar Lapp(1921-1987)と共同で、統合接続ソリューションの業界リーダーとなる会社を設立しました。LAPP社は、Oskar Lappが業界初の産業用角型コネクタと工業製品として最初の動力・コントロールケーブルを開発した50年代末に始まりました。本発明は、世界中の接続技術に革命をもたらしました。

 

これは、Ursula Ida Lappなしでは不可能だったでしょう。Lapp夫妻は、1959年に、U.I. Lapp KGという名で会社を設立しました。U.I.はUrsula Idaの略です。当初、Lappの事業はシュトゥットガルトのファイインゲン地区にある家のガレージから運営されていました。Oskar Lappが販売を担当し、Ursula Ida Lappが幼い子供たちの世話をしながら、自宅からアカウント、注文、ロジスティクスを管理していました。
彼女は手押し車を持って、ケーブルの受取や配達を配達するために、貨物置き場に行くことがしばしばありました。

 

Lapp夫妻は協力し、ケーブル業界での世界初のブランドを確立しました。 ÖLFLEX®は適切なタイミングで適切な製品でした。需要は膨大でした。1963 年、LAPP社は ÖLFLEX®ケーブルを製造するため、最初の自社工場を開設しました。
1987年に Oskar Lappが他界した後、Ursula Ida Lapp と 2人の息子であるSiegbertと Andreas Lappが会社の経営を引き継ぎました。


現在LAPP社はドイツのシュトゥットガルトに本社を置き、ケーブル及び接続技術分野における統合ソリューション及びブランド製品の大手サプライヤーとして、国際的市場で活躍しています。

 

またUrsula Ida Lappは、政治的、社会的、文化的関心も持ち併せていました。インドやシュトゥットガルトとその周辺の福祉施設などへの寛大な寄付に加え、1992年に息子たちと共にOskar Lapp財団を設立しました。また4年間地方議会に参加していました。Ursula Ida Lappは、実業家としての功績、また社会的貢献に対し、ドイツ連邦共和国功労勲章やバーデン=ヴュルテンベルク州(Baden-Württemberg)のビジネスメダルなど、数多くの賞を受賞しています。

 

LAPPは今日に至るまで、家族経営をしています。Ursula Ida Lappには、3人の息子がおり、2人はLAPP社で活躍しています。また孫のうちの2人も既にLAPPで働いています。Matthias Lapp(38)は南アメリカ、アフリカ、中東を含むヨーロッパ地域のCEOであり、Alexander Lapp(36)はデジタル化とe-ビジネスを担当しています。「孫が会社での役割を担うのを見届けるのが、母の願いでした。その願いが実現するまで、生きていてくれたことに感謝です。」私たちは彼女の精神を受け継ぎ、今後今後も精進してまいります」と監査役会のSiegbert Lappは述べます。

 

葬儀は近親者のみにて執り行われる予定です。

 

【LAPP について 】

 

LAPPは、ドイツに本社を置く、産業用ケーブルメーカーです。あらゆる海外規格やアプリケーション規格に対応したドイツ製の電線・ケーブル・ケーブルグランド・各種コネクタが総数約4万点のラインアップ。

LAPPでは、グローバルネットワークを生かして、ケーブルやコネクタ、ケーブルグランドに関する単品の販売とサービス、またパッチケーブル・ハーネスまでアプリケーション毎に最適なトータルソリューションを提供しています。また、お客様のご要望に合わせたケーブルの生産やハーネスの製造対応 も行っています。LAPP は世界各地に 20 の生産拠点、100 の販売店、43 の販売組織 を有し、現在の社員数は 4,575 人です。