CEマーキング

CEマーキングとは、EU（欧州連合）で販売される一部の製品に貼付を義務付けられるマークのことを指します。

LAPPケーブルでは、公称電圧U0/U：100/100 V・300/500 V・450/750 V・600/1000 Vに適用されます。

一方、50V未満の計装・通信・データケーブル及び1000Vを超えるケーブル(交流電圧でいうU0/U：1.8/3 kV又は3.6/6 kV)には、低電圧指令 2014/35/EUは適用されないため、シースや包装ラベルにCEマークは付きません。

ELV(Extra-Low-Voltage)ケーブルとCEマーキング

欧州低電圧指令2014/35/EUの電圧レベル以下の超低電圧（ELV）ケーブルは、CEマーキングやCE認証（＝「EU適合宣言」）が2014/35/EU指令に基づいている場合、基本的には、対象外となります。

しかし、こういったELVケーブルに対しては、2011/65/EU指令、いわゆるRoHS指令に対して付与が許可されているため、CEを取得しています。

2019年より、以下の特性をすべて満たす電線・ケーブルは、2011/65/EU指令の製品範囲に該当することになります。

金属製の導体
対地間連続動作電圧または対地間公称電圧が250V（AC RMS）以下であること。

※ただし、いくつかの例外はあります。

RoHSとの紐づけはこちら[RoHSII] で詳しく解説しています。

ケーブルがこれら2つの指令のいずれかの法的製品範囲に割り当てられる場合、CEマークを付ける必要があり、それぞれの指令に言及したCE証明書を添付する事になります。

CEマークは、2014/35/EU指令により製品が "CE "と表示されていない場合、コンポーネントハードウェア自体またはパッケージラベルに、製品マーキングの一部となります。
CE証明書＝2011/65/EUに関するEU適合宣言書（DECLARATION OF CONFORMITY）は、ケーブルメーカーまたは欧州ケーブル輸入業者が発行しなければならない/発行する予定である。