【事例紹介】太陽光発電ーPhoenix Solar
背景
ドイツのブランデンブルク州南部ニーダーラウジッツ位置するプレッシェン(Preschen)ソーラーパークは、2010年末に完成しました。ピーク時の出力が10メガワット(MWp)を超え、ドイツ国内では最大級、世界でもトップ150に入る広さを持つ太陽光発電所です。
約31ヘクタールの敷地内に、約13万枚の太陽電池モジュールが設置されています。太陽光発電による生成されたエネルギーは地域の電力網(Neiße-Maixetal)に供給されます。ソーラーパークでは、年間960万キロワット時(kWh)以上のエネルギーが生成されると見込まれています。


LAPPのソリューション
プレッシェンのソーラーパークでは、約147kmのOLFLEX® SOLAR XLR 6mm²のケーブルを使用されました。 OLFLEX® SOLAR XLRケーブルは、架橋処理されたケーブルシースを持ち、PV1-F設計に基づく最新世代のソーラーケーブルです。
架橋技術を使えば、共重合体分子を相互に結合させることで、特に高レベルの耐熱性と機械抵抗を材質に付与することが可能です。この技術は航空宇宙産業でも活用されています。TÜV認証を取得したOLFLEX® SOLAR XLRケーブルは、このように優れた耐熱性(-40~+120℃)を持ち、あらゆる天候条件でも長年にわたって使用できます。さらに、このケーブルは火炎伝播また有毒な煙道ガスの蓄積を防ぎます。
要件及び利点
独立型太陽光発電プラントは、高レベルの熱的ストレス・メカストレスにさらされます。 このような設備へ効果的に投資をし、太陽光発電を円滑に製造するには、すべての部品を必要な条件に合わせて正確に調整することが不可欠です。万が一、部品が故障してしまうと、損失が発生したりメンテナンスに多大な労力を割いたりすることになります。
今日、LAPPではOLFLEX® SOLARという製品シリーズをはじめ、特に太陽光発電産業向けの製品を提供しています。すべての製品は、耐UV性、耐候性、耐熱性に優れており、年間を通し太陽光発電システムの長期的な稼動を保証します。
お客様概要
Phoenix Solar AG社は、本社をドイツのミュンヘンの北西にある都市ズルツェンオースに構え、1999年の設立以来、太陽光発電におけるグローバルなリーディングカンパニーへと発展してきました。また子会社がヨーロッパ、オーストラリア、アジア、アメリカにあります。同社は、パワーコンディショナ(Power Conditioning System/PCS、海外では「ソーラーインバーター」と呼ばれる)、モジュール、マウントシステムやその他製品を提供しています。
また、即使える屋根置き型や自立型太陽光発電の設計、計画、開発、設置また運用・保守を行っています。このような製品とサービスの組み合わせにより、Phoenix Solar社では、個人用の1キロワットの屋根型システムから数メガワットのプロジェクトまで、あらゆる規模のシステム要件に対応しています。
※記事内容は執筆当時のものです