ファーストコネクト対応可動用産業用イーサネットケーブル
LAPPからの提案!Industrial Communication at the Hannover Messe
プレスリリース
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シュトゥットガルト―5月10日2022年
LAPPは、産業用通信向け製品レンジを拡大し続けています。ハノーバー・メッセでリリースされる、Fast Connect接続対応の可動用イーサネット・ケーブル ETHERLINE® Cat. 6A FD FC は、ケーブルキャリアで常に可動し、データ伝送を可能にします。
データケーブルは、インダストリー4.0のアプリケーションを実現するための「神経の通り道」です。
機械やロボットのアプリケーションでは、センサーや高解像度カメラなどで大量のデータが生成されるため、毎秒10ギガビットを実現する高速ケーブルが好まれる傾向です。イーサネットケーブル ETHERLINE® Cat. 6A FD FCは、導体断面が26 AWGでUL認証を取得しており、短い伝送距離での高速データ通信を目的として、最大500 MHzの周波数範囲におけるアナログおよびデジタル信号のデータ伝送に好適です。
可動機械部品やケーブルキャリアの中で常に屈曲するような場所に適し、LAPPテストセンターで100万回以上の屈曲試験を実施しました。
データケーブルの外装に堅牢なPVCまたは耐摩耗性の高いPURを採用しており、乾燥、湿気、および湿潤環境での多目的な使用に適しています。


クイックアッセンブリ
しかし、ユーザーにとって重要な基準の一つとなるのは、クイックなアッセンブリです。ETHERLINE® Cat.6A FD FCの「Fast Connect」設計により、最小限の手順でRJ45などの従来のコネクタに接続することができます。
また、好適なシールド効果を実現するために、従来の各対シールド仕様に対して、プラスチック十字介在を採用し、さらに二重シールドが施されています。また、このシールド構成により、長寿命化も実現しました。これにより、ケーブル加工に要する工数も最大で50%短縮することができます。さらに、高いカバー率のホイル+銅編組シールド(SF/UTP)により、電磁波の干渉に対する保護も実現しています。
好適な工具
「Fast Connect」仕様のケーブルアッシーに適したツールも用意されています。これらのツールは、ケーブルをプラグハーネス用に準備することで、簡単な1ステップで所要時間を短縮します。「Fast Connect」仕様での特殊なインナーシースは、ストリップ時のコアへのダメージからさらに保護します。工具による誤った切断は、接続の機能性に大きな影響を与えます。よって、適切な工具を使用する事によって安全緩衝材として機能するようになります。