【事例紹介】化学剤の処理ーEISENMANN

[目次]

　　１．課題

　　２．LAPPのソリューション

　　３．要件及び利点

　　４．使用製品

　　５．お客様概要

2012年までに、世界中ですべての化学剤が環境に適合した方法で処分されるべきと言われています。

モスクワの南西約500kmに位置するポチョープに、7,500トンのVXガス、サリン、ソマンを特に環境にやさしい方法で処分するための工場が建設されました。この工場の建設はロシア連邦から委託され、ドイツ外務省が資金提供しました。

委託先はドイツ・ベーブリンゲンに本拠を置くEISENMANN社で、表面、環境及び特殊プロセスエンジニアリングのスペシャリストです。

液体を1,200°Cで1時間に約1,000kg燃焼させるために、それぞれ1,000 kg / hで稼働する2つの異なったラインが設置されました。最初のラインには2つの高乱流反応器があり、各機器にクエンチ、洗浄機、洗浄機、フィルター装置が付いた排ガス処理装置が下流に設置されています。

2番目のラインは、固体材料を燃焼させるためのものです。例えば、汚染された保護服、パッケージ、廃ガス浄化により発生する活性炭と酸化アルミニウムなどが挙げられます。計画には、必要な下水処理を確実に行うために、蒸発器を備えた多層下水処理プラントも含まれていました。

これほど繊細なプラントでは、誤動作は許されません。そのため、EISENMANN社は安全を第一に考えて、LAPPを選びました。

OLFLEX® CLASSIC 110 接続及びコントロールケーブル、またEMC適合性のあるCYケーブルを使えば、ポンプ、 通風装置、ドライブ、電磁バルブ、センサーなどを制御室に接続できます。

OLFLEX® CLASSIC FD 810は、コンベヤーシステムで使用されました。

UNITRONIC® BUSデータケーブルは、中央制御システムで使用され、干渉を受けずに補助プラントに指示を迅速に伝送します。

LAPPのOLFLEX®及びUNITRONIC®を使ったラインは、サッカー場と同じ大きさのシステムでも、シームレスな排出プロセスを保証します。このような極めて繊細なシステムでは、ポンプ、ファン、ドライブ、センサー間の相互作用を正確に調節できる必要があります。

耐油性PVCコントロールケーブル

VDE認定、耐油性・耐油性・難燃性に優れており、各種用途向けです。最大5 mの移動距離及び20万～100万回の曲げサイクルのケーブルキャリアで使用可能。

シールド付きPVCコントロールケーブル

VDE認定、銅組編シールド付きで、EMC対策も万全。汎用性が高く、捻転用途などにも適しています。プラントエンジニアリング、産業用機械、冷暖房システム、コンベヤと輸送システムなどで使用可能。

PVC製可動ケーブル

柔軟性に優れた多機能用途向け動力・コントロールケーブルで、ケーブルキャリアでの可動使用において、低粉塵で、測定回路・制御回路・調整回路などの使用に最適です。

豊富なラインアップ

LAPPでは、様々なデータ通信ケーブルをご用意しています。シールド付きバージョンや、PROFIBUS、AS-I、CANなど、様々な用途やニーズに合わせて使用できる製品をラインアップ。

EISENMANN AGは、一般的な仕上技術、マテリアルフローの自動化、プロセス・高温技術及び環境技術の分野で大手のグローバルシステムサプライヤーです。
2,200人近くの従業員が、日々、生産・組立・流通のために新技術と設備を開発しています。また様々な分野のエンジニア・技術者・専門家が、メンテナンスやシステム運用などを含め、最先端のシステムの計画・設計・構築・稼働開始の作業を担当しています。

Web: www.eisenmann.com
Mail: info@eisenmann.com

※記事内容は執筆当時のものです

世界の大学が競うソーラーハウス建築コンテスト「ソーラー・デカスロン・ヨーロッパでLAPPケーブルが使用されました。

半自動型サーボアセンブリで、LAPPは画期的なソリューションを実現しました。