【事例紹介】AIDAluna ー船舶の照明配線

LAPPケーブルによるクルーズ船の照明ソリューション

[目次]

  1.課題及びソリューション

  2.要件及び利点

  3.使用製品

  4.お客様概要

課題及びソリューション

AIDAlunaクルーズ船は、アイーダ・クルーズ(AIDA Cruises)の最新のクルーズ船の1つです。AIDAlunaクルーズ船は、ドイツのパーペンブルクにあるマイヤー・ヴェルフトによって製造され、2009年に就航しました。全長252m、幅32.2m、高さ13甲板分です。船には客室が1025室、レストラン7軒、バー11軒、劇場、映画館、その他多くの施設があります。
MaK社製のディーゼルエンジン4基、合計約50,000馬力によって、この海面に浮かぶ高級ホテルに電力を供給されます。巡航速度は約22ノット(約41 km / h)です。

要件及び利点

客船においては、厳しい安全要件が求められます。この理由から、照明には、動力・コントロールケーブルOLFLEX® CLASSIC FD 810シリーズが使用されました。このケーブルは、IEC60332-1-2に準拠した難燃性があり、柔軟性が高く、小外径のため、造船に使用される細い電線管や通路に配線できます。

柔軟性があり、可動用途でも使用できるOLFLEX® CLASSIC FDケーブルは、造船だけでなく、主に電力供給や工作機械、産業機械などで使用されます。粘着性がないため、湿潤環境にも適しています。SKINTOP® ケーブルグランドは、OLFLEX® CLASSIC FDケーブルと、制御盤・各所ボックス間のケーブルエントリーで使用され、シール性の高いケーブル導入を実現できます。

使用製品

照明の配線には、OLFLEX® FD 820 H及びOLFLEX® CLASSIC FD 810接続及びコントロールケーブルが使用されました。ケーブル接続には、SKINTOP® ケーブルグランドが使用されました。

OLFLEX® CLASSIC FD 810

PVCアウターシース 可動ケーブル

ケーブルキャリアや機械の稼働部など様々な用途に対応。また、測定回路、制御回路および調整回路での使用、組立ライン、生産ライン、機械類などにも最適です。難燃性、柔軟性に優れています。

SKINTOP® ケーブルグランド

LAPPのケーブルグランドには、用途に合わせて様々な種類のものがラインアップされています。

 

 

 

お客様概要

マイヤー・ヴェルフ(Meyer Werft)は、6世代にわたって家族経営されている造船会社です。1982年以来、Bernhard Mayer氏が経営の舵取りをしています。213年以上にわたって、同社は開発を続け、最新の技術を駆使していきました。今日、マイヤー・ヴェルフは、世界中の顧客向けに豪華なクルーズ客船を製造しています。また同社は、高級車や旅客フェリー、RO-RO船や旅客船、ガスタンカー、家畜運搬船などの特殊業務用船舶の造船も専門としています。

Web: www.meyerwerft.de
Mail: presse@meyerwerft.de


※記事内容は執筆当時のものです

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流量測定装置で活躍するLAPPのSKINTOP®ケーブルグランドとUNITRONIC®データケーブル。

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